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CEO BLOG

ヤンキーインターン

2018.07.09

ヒトについて

お久しぶりです。 社長のブログが続かないあるあるを身をもって体験しています、杉浦です。   初めて会うお客さんや採用候補者の方に「ブログ見ました」と言われることがそれなりにありつつ、しかしそれ以上に「全然更新してないですね」とも言われることも増えました。 さすがにサボりすぎて社内から怒られ初めたんで、書きます。笑   さて、さっそくですが先日、はじめての採用イベント?というか、まとまった人数の前で会社の説明会というものをやってみて、自分的にも参加してくれた社員的にも改めて会社や働く人の事を考え直す事ができたということもあり、とても良い経験になりました。   今回、弊社で参加させてもらったのはこちらの会社の主催する会社説明会。 toyokeizai.net   4月頃にDMMが買収した「ハッシャダイ」という会社が実施している「ヤンキーインターン」(※詳しくは上のリンクからどうぞ)の卒業予定の皆さんに対して説明会を行いました。   早い話が、学歴がなかったり、一度道を踏み外してしまった若者にビジネススキルとマインドセットの教育、そして就職の機会を与えるというインターンで、今日参加してくれた生徒の皆さんも、最年長で24歳、ほとんどの方が18〜19歳。   会社の成り立ちや今後の方針などまずはお話をさせていただいて、その後質疑応答に入るのですが、とても多くの質問を頂いたので、質問と解答ををそのままこちらに乗せていきたいと思います。   採用の形式にかかわらず、SIVAの文化や雰囲気が少しでも伝わればと思います。   Q.やってて楽しいことってなんですか A.単純にできないことができるようになるのが楽しい。 去年は雑居ビルから今年はギンザシックスに入れたし、できない人ができるようになったり、できる人が増えてできなかったことに挑戦できたり、それによって会社が大きくなって、去年できなかった投資ができるようになったり。3人だったらできなかったことが10人だとできて、3人のときに想像できなかったでかい未来が10人だと想像できたりする。そういう変化が楽しいし、そういう仲間を得られていることが楽しいし、毎日毎月毎年、年を取りながらできないことができるようになっていくというのが純粋にたのしい。   Q.どんな業務内容ですか A.簡単に言うと、インターネット広告を使ったマーケティングです。 それをスタートにして、インターネット上でサービスを開発し、機能とサポートを提供しています。    Q.研修は多いですか A.座学の研修や、大企業が行うような一定期間行う研修のようなものはありません。 OJTで現場で学ぶ時間が多いです。 必要な業界知識などは社長お手製のテストがあり、そのテストを起点に、業務の中で学びます。毎週必ず社長と1on1の面談があり、そこで今の自分の状況と、次のステップに向けて必要な努力などを確かめることができます。   Q.アプリ開発はありますか A.スマートフォンアプリの開発は直近ではありません。 弊社のサービスはBtoBtoCのため、必要性が低いからです。近い将来開発の予定はあります。   Q.どんなスキルが身につけられますか A.WEB広告の運用という点においては、もともと代表が広告を掲載するメディア側(facebookやyahooがわ)にいたこともあり、メディアの目的を理解した上での広告運用が学べます。平たく言うと、「3方良しの広告運用」が学べます。 広告代理店だけのバックグランドしか無いと、費用対効果に特化するあまり、メディア側のデメリットを考えないやり方をする会社が現れたりします。そういう会社は長続きしないことが多く、弊社では3方良しで長続きするインターネット広告のスキルを身につけられます。 また、ヒューマンスキルでは礼儀やマナー、コミュニケーション能力のほか自ら考える力、深掘りする力が身につくよう、会社として努力しています。   Q.御社で働くにあたり必要なスキルはありますか A.これと言って必須にしてるスキルはありません。 あえて言うなら、「なぜ」を知ろうとし考えるマインドと「もっと」を追求する向上心というスキルがあれば問題ありません。 Aという事実があったときに「なぜAはAなのか。AとBの関係はなんなのか」と思える好奇心、深掘りする思考能力。 営業やデートの帰り道や電車で「あのときもっとこう言えたらうまく行ったんじゃないか」「あの質問にはこの返しがベストだったのかも」という反省とシミュレーションを高速で繰り返し「もっとよく」を追求する向上心です。   Q.副業できますか A.特に禁止していないのでできます。 しかし、その人にとってプラスにならない副業は止めます。ただお金を稼げるだけの副業でなく、会社の看板がなくても仕事ができるスキルや経験が身につく副業であればむしろ推奨します。自分の名前1つで仕事ができるぐらいの人材にならなければ、この先本業でも行きていけないと考えています。   Q.給与形態は A.基本給+毎月のインセンティブです。基本給は3ヶ月に1回or6ヶ月に1回査定があります。組織の成長に貢献しているかや、カルチャーを体現できているかなどを主に評価します。インセンティブは毎月の営業成績から算出されます。アシスタントやエンジニアにも支給しています。   Q.社風について A.「ストレートに伝える」という社風なので人によっては言葉がきついと感じる人もいるかもしれませんが、いわゆる詰め会みたいなこともなく、基本的にみんな冗談をいいながら笑いながらやってます。 目標を達成することは当然大事にしていますが、「なぜ目標を達成できたのか(できなかったのか)」を詳細に把握していることを最重要にしています。   Q.ITの知識を教えてくれますか A.もちろん教えます。 ただ気をつけてほしいのは、「教えてもらえる」という意識でこないでほしいということです。 「絶対自分のものにする」という意識をもって、「なんで」と「もっと」を繰り返し人からの教えを自分の知恵にする。そういった意識がないとこちらが教えてもおそらく覚えないでしょう。 また、自ら学んでくることも重要です。弊社が教えるのは、車の運転で例えると「効率の良い運転の仕方」や「安全な運転の仕方」などソフトの部分です。 知恵への昇華を早めすばやく活かすために、ブレーキはどれか、アクセルはどれか、シフトレバーのDは何なのか。教科書で学べることは自分で学ぶべきです。   Q.ヤンキーインターンの採用イベントに来た目的はなんですか A.活躍可能性の高い若手の採用のためです。弊社では、採用の際に「いかに逆境を越えてきたか」という経験を大事にしています。今ここにいるみなさんは、語弊を恐れずに言えばすでに一回人生でドロップアウトしてる。でも、そこから這い上がろうとして一歩を踏み出した。お父さんお母さんからしたらわけがわからない「ヤンキーインターン」に参加を決めて、それを説得してここにやってきてる。その時点で成長や成果を出すことに必要な要素を得ている可能性が高いし、そうやって人生を変えようとしている若者の成長を見守りたいという気持ちもあります。   Q.新しいことを始めるとき、まずやってみるか、仮設を立てるかどちらですか? A.どっちのパターンもあります。が、頻度で言えばまずやってみることのほうが多いです。どういう違いがあるかは明確で、全く前例のないことはとにかくやります。仮設を立てるための情報すらないからです。また、すぐに仮設を立てられるようなことはすでに誰かがやっています。反対に、ある程度実績のある分野や情報の多い領域では先に仮設を立てることもあります。 社内制度や働き方の仕組み化などでは、新しく柔軟な働き方をい心がけているので、まずやってみるがほとんどです。   Q.おすすめのプロテイン A.完全に好みですが、オプティマムのゴールドスタンダードです。   Q.中東ビジネスの人材は日本人を登用することもありますか? A.もちろんあります。今は立ち上げで人がかけられない状況かつ、現地の言葉に精通してる必要があるので日本人は少ないですが、ビジネスが立ち上がれば日本人も増やすし、現地法人を立てて日本人を送る可能性も大いにあります。   Q.社内イベントの有無 A.現状はないに等しいです。初期からのメンバーで時短勤務のママさんが複数名おり、業務後や休日のイベント開催が難しいためです。新しく社員が増えたときなどはよく全員でランチに行っています。今はメンバーがどんどん増えているところですので、8月に初の幹部合宿は企画しています。   Q.将来起業したいと考えていますが、投資を行うなどの起業支援を行う予定はありますか? A.現状では考えていないです。(本業で手一杯なので) とはいえ、新規事業や子会社の設立はかなり積極的に考えていますので、そういった関わり方はできると思います。   Q.自宅やオフィスから遠く離れた場所で働くということは可能ですか? A.可能かどうかで答えると可能です。実際そういった勤務体系のアシスタント社員もいます。ですが、きちんと成果を出して信頼を得てそうなっているので、弊社の場合はいきなりリモートワークありきでは考えないほうが良いと思います。   Q.会社の目標と、ハッシャダイの印象を教えてください。 A.会社の目標は理念の通り、「最も人を生かす企業であり続ける」企業であることです。事業と会社の成長を通して、そこで働く人や関わる人が生きる目標を得られるような、生きる力が湧いてくるような会社にしたいと思ってます。会社の成長に連れて理念は変わることはあるかもしれませんが、この思想は変わりません。 ハッシャダイの印象は、熱気やピュアさ、前向きさや一生懸命など、想像以上のものを感じています。今後、色んな場面で少しずつこなれていったりするかもしれませんが、今の皆さんはとても輝いているので、その良い部分を失わずに成長していってほしいと思います。   Q.元気のない社員にはどうやって対応しますか? A.言ってる意味は同じでも、伝え方や伝える人を変えてみたりしながら、コミュニケーションをとっています。人はやはり感情の生き物なので、同じことを言っても人が変わるだけで見違えるようにやる気を出す場合やその逆もあります。   Q.仕組み化、効率化はどのようにしていますか A.まずはそれぞれのポジションの業務と目指すゴールを共有します。 その上で、最初は例外なく徹底的にやります。 これでやろうと決めたことを、過去から徐々に変えるので無く、大胆に一気に変えてやり抜きます。そして、それにより良くなったことをみんなで褒めあい感謝し合うことで、一つの行動がカルチャーになり、伝搬し定着し、効率化していくと思います。   Q.おすすめの本を教えてください A.キングダム、宇宙兄弟、蒼汰の包丁、拳児。 たくさんあるんですがすぐに思いつかなくて、漫画ばかりですみません。 文字だけの本だと、小説は最近あまり読まなくて、誰かの人生を疑似体験できるような伝記が好きです。 「この有名な経営者も、最初はこんなこと(同じこと)で悩んでたのか!」とか思いながら勝手に励まされてます。   Q.有給を自由取得にして、サボる人はいないんですか? A.性善説に基づいて接していると、人間は裏切れなくなるように感じます。 ですので、徹底的にその人を信じて接するようにしていますし、その人に対する期待を伝えるようにしています。 もちろん、有給自由取得の意味を履き違えてしまう人も中にはいるかも知れませんが、それでも信じてくれる会社に恩返しをする。会社も頑張ってくれる社員に自由を与えるという良い循環が生まれることを意識しています。   以上、当日の質問と回答です! そうきたか〜という質問もあるにはあったのですが、特に解答に違和感もなくすんなり出てきたことに(自分だけでなく一緒に参加した社員2名も含めて)、驚きもありつつ妙になっとくした不思議な時間でした。   「うちってカルチャーを明文化して強く打ち出してるわけじゃないけど、不思議なぐらい共通の認識をもててたね」っていう小さいながらも会社としての成長と、改めて自分たちの考えや歴史を整理できたこともあり満足しています。   また、ハッシャダイの皆さんの教育の賜物だと思いますが、参加者の皆さんも本当に素直で(ただ反応が新鮮というだけでなく、良い意味で教えを忠実に守っている様子が多々見受けられた)成長を見守ってあげたい、という若者ばかりでした。   当然全員を雇うことはできませんが、今回参加してくれたみなさんがワクワクするような、希望をもてる会社であり続けたいと思います。

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杉浦 稔之|Toshiyuki Sugiura

Squad.Inc. Founder/CEO